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2010年9月16日木曜日

あいちトリエンナーレの歩き方


  8月21日の開幕以来の入場者数が9月10日に10万人を突破し、出足が好調な「あいちトリエンナーレ2010」。愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、納屋橋の東陽倉庫テナントビル、長者町エリアのほかにも、オアシス21や広小路中央ビルなど会場が点在しているため、一日で全部を回ろうと思うと少々ハードかも。当日券を利用する場合でも、会場ごとに日にちを分けて使うこともできるので、周辺のギャラリーやパブリックアートを楽しみながら、ゆっくり回るのも楽しい。というわけで、あいちトリエンナーレの歩き方を伝授します。

その① 月曜日は長者町会場へ
愛知芸術文化センターと名古屋市美術館は月曜日休館なので、月曜日に時間がとれるなら長者町会場を回るのがオススメ。

その② 納屋橋会場は土日に行くべし
納屋橋会場で展示中のヤン・フードンの35ミリ映写機による9面プロジェクションの映像作品は、現在のところ土日に各12回の上映となっているので、公式ウェブサイト http://aichitriennale.jp/ やツイッターで上映日時をチェックしてから出かけよう。

その③ 無料ゾーンだけでも楽しめる
長者町会場のまちなかには無料で展示が見られる場所も多いので、お試しにそこから回ってみてもいいかも。ちなみに長者町会場でチケットの提示を求められる長者町繊維卸会館、スターネットジャパンビル、ATカフェ、中愛ビルの4か所は日にちをまたぐと見られなくなってしまうので、要注意。

その④ 周辺ギャラリーも併せて
愛知芸術文化センターで展示中の松井紫朗は白土舎(930日まで http://www.h3.dion.ne.jp/~hakuto/index.html )で、名古屋市美術館で展示中の塩田千春はケンジタキギャラリー(922日まで http://www.kenjitaki.com/ )で個展を開催中。併せて見ると、さらに興味が広がったり発見があるかも。

その⑤ トリエンナーレ限定カフェのATカフェで最新情報をゲット
公式ガイドブックに掲載されていないイベントや、参加アーティストのトークショーを中心としたトリエンナーレスクールが、しばしば行われているATカフェ http://www.atsc2010.com/ 。最新情報を伝える印刷物が置かれていたり、アーティストグッズも販売しているので、ぜひのぞいてみて。

2010年6月15日火曜日

春期トレエンナーレスクールが開校中


トリエンナーレスクールは、8月に開催されるあいちトリエンナーレ2010に向けて、ボランティアメンバーやトリエンナーレに関心のある方を対象に、楽しみながら現代アートが学べるプログラム。13月に行われたトリエンナーレスクールに続き、春期プログラムが423日に始まり、「トリエンナーレ参加アーティストについて」のレクチャーが行われた。第2回の521日は「まちなかアーティストについて」、528日は「パフォーミング・アーツについて」、64日は2日に発表された17組のアーティストの追加決定を受けて「新規発表アーティストについて」といった内容。次回開催については、あいちトレエンナーレ2010公式ウェブサイトの「ニュース」を要チェック。
また、毎年好評を得ている「はじめてアート講座」が625()から始まる(2回目以降は72日・16日・23日・30日・86日・13日、19:0020:30、愛知芸術文化センター12階アートスペースA)。今年のテーマは「あいちトリエンナーレ2010入門」で、あいちトリエンナーレ2010芸術監督の建畠晢さんをはじめ愛知芸術文化センターの学芸員らが、美術、音楽、パフォーマンスについてわかりやすく講義してくれる。
どちらも申込み不要・入場無料なので、気軽に参加してみては。

あいちトリエンナーレ2010公式ウェブサイト http://aichitriennale.jp/
愛知県文化情報センター公式ウェブサイトhttp://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/center/index.html

2009年9月15日火曜日

プレイベントが好評! あいちトリエンナーレ


愛知県美術館と名古屋市美術館で開催中(愛知県美術館~10月25日、名古屋市美術館~10月18日)の、あいちトリエンナーレ2010プレイベント「放課後のはらっぱ 櫃田伸也とその教え子たち」展の関連イベント「放課後のはらっぱ大座談会」が8月28日に開催され、定員150名を大幅に超える約250名が会場に詰めかけ、盛り上がりを見せた。

現在は名古屋造形大学客員教授を務める櫃田さんは、1975年から26年間、愛知県立芸術大学で勤務し、かつての教え子からは奈良美智さんをはじめ多くのアーティストが輩出している。

座談会には櫃田さんら出品作家19名が参加。櫃田さんと設楽知昭さんのトークを皮切りに、出品作家が世代別に3グループに分かれ、在学当時のエピソードを語った。なかでも、約20年前の長久手周辺は交通の便が悪く、まだ携帯電話も普及していなかった当時はなかなか情報が入ってこないため、仲間の下宿に集まっては遅くまでアートの話をしていたという、奈良美智さんや杉戸洋さんら世代のエピソードは印象に残った。また、佐藤克久さんを中心に安藤正子さん、加藤美佳さんらで「バッタどうふ」というグループを結成し、絵画の枠にとらわれない実験的な作品を制作していたという話も興味深かった。

作家や作品の選定、展示に奈良さん、杉戸さん、森北さんの3名が深く関わったというこの展覧会。櫃田さんの作品と教え子の作品が並べて展示されたり、櫃田さんのアトリエが再現されていたり、奈良さんらの学生時代の作品が展示されていたりと、櫃田さんと教え子が作品をとおしてキャッチボールをしているかのような展覧会に仕上がっている。「はらっぱ一日カフェ」、ワークショップ「放課後のはらっぱの放課後」、「幻灯会」など関連イベントも目白押しだ。

あいちトリエンナーレのプレイベントは、パフォーマンスを中心とした「うしろの正面―アーティストたちの誠実な遊戯」(愛知芸術文化センター各所、~9月23日)に続き、名古屋市中区錦の長者町繊維街で展開される「長者町プロジェクト2009」が10月10日~11月15日に開催。「後ろの正面―アーティストたちの誠実な遊戯」には松岡徹さん、「長者町プロジェクト2009」には青田真也さん、石田達郎さん、川見俊さん、斉と公平太さん、山本高之さんと、愛知ゆかりの若手作家が参加している。

8月21日の記者発表で、小金沢健人さん、シプリアン・ガイヤールさん、ハンス・オプ・デ・ビークさん、宮永愛子さん、志賀理江子さん、フィロス・マフムードさん、梅田宏明さん、トーチカ、KOSUGE1-16、淺井裕介さん、斉と公平太さんの12組の参加アーティストが新たに発表されたあいちトリエンナーレ。若手作家のトリエンナーレへの参加の機会提供を目的に、愛知芸術文化センターアートスペースと長者町エリアで開催される企画コンペによる公募展の募集も始まった(募集期間は、愛知芸術文化センター~11月30日、長者町2010年1月~2月予定)。開幕まで1年を切ったトリエンナーレの動向にますます注目したい。

※あいちトリエンナーレ公式ウェブサイト→http://aichitriennale.jp/index.php

2009年6月15日月曜日

あいちトリエンナーレ2010最新情報

2010年8月21日(土)~10月31日(日)に、愛知芸術文化センターをメイン会場に「都市の祝祭」をテーマに行われる国際芸術祭、あいちトリエンナーレ2010。参加作家7名、公演団体1団体がすでに決定していたが、5月29日に新たな参加作家とオペラ指揮者が記者発表された。今回追加発表されたのは、蔡國強、三沢厚彦+豊嶋秀樹、ケリス・ウィン・エヴァンス、トム・フリードマン、ジェラティンの5組だ。

火薬を用いた作品制作で知られ、昨年の北京五輪開会式ではダイナミックな花火の演出を手がけた蔡は、あいちトリエンナーレ2010では巨大な和紙を使用した「花火絵画」を発表する予定。また、プレイベントとして開催された「三沢厚彦の世界」(2009年3月24日~5月24日、愛知芸術文化センター、愛知県美術館)で展示された、ほぼ等身大の動物の木彫作品が記憶に新しい見沢は、生活デザインを提案するgrafの豊嶋とのユニットで参加する。そのほか、光と文字、音を用いた作品を制作するエヴァンス、トイレットペーパーやつまようじなどありふれた日用品から彫刻作品をつくり出すフリードマン、話題性のある奇想天外な作品を発表する4人のアーティストからなるジェラティンと、多彩な顔ぶれだ。

プロデュースオペラ「ホフマン物語」については、指揮者にアッシャー・フィッシュマン、演出が金森穣から粟國淳に変更になったことが発表された。

これで12組の作家が決定したが、最終的には70名程度が参加予定であり、今年の秋口には全体の約半分、今年度末にはすべてのアーティストを決定するという。

また、愛知県美術館では6月12日からプレイベントの第2弾として、平田あすか個展「サボテンノユメ 」が開催中だ。(展覧会情報はhttp://artholicfreepaper.blogspot.com/2009/05/blog-post_28.html を参照)。アートホリック2008年12月15日更新分に掲載のインタビュー http://artholicf-interview.blogspot.com/2008/12/blog-post.html をチェックして、ぜひ見に行こう。