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2009年6月15日月曜日

あいちトリエンナーレ2010最新情報

2010年8月21日(土)~10月31日(日)に、愛知芸術文化センターをメイン会場に「都市の祝祭」をテーマに行われる国際芸術祭、あいちトリエンナーレ2010。参加作家7名、公演団体1団体がすでに決定していたが、5月29日に新たな参加作家とオペラ指揮者が記者発表された。今回追加発表されたのは、蔡國強、三沢厚彦+豊嶋秀樹、ケリス・ウィン・エヴァンス、トム・フリードマン、ジェラティンの5組だ。

火薬を用いた作品制作で知られ、昨年の北京五輪開会式ではダイナミックな花火の演出を手がけた蔡は、あいちトリエンナーレ2010では巨大な和紙を使用した「花火絵画」を発表する予定。また、プレイベントとして開催された「三沢厚彦の世界」(2009年3月24日~5月24日、愛知芸術文化センター、愛知県美術館)で展示された、ほぼ等身大の動物の木彫作品が記憶に新しい見沢は、生活デザインを提案するgrafの豊嶋とのユニットで参加する。そのほか、光と文字、音を用いた作品を制作するエヴァンス、トイレットペーパーやつまようじなどありふれた日用品から彫刻作品をつくり出すフリードマン、話題性のある奇想天外な作品を発表する4人のアーティストからなるジェラティンと、多彩な顔ぶれだ。

プロデュースオペラ「ホフマン物語」については、指揮者にアッシャー・フィッシュマン、演出が金森穣から粟國淳に変更になったことが発表された。

これで12組の作家が決定したが、最終的には70名程度が参加予定であり、今年の秋口には全体の約半分、今年度末にはすべてのアーティストを決定するという。

また、愛知県美術館では6月12日からプレイベントの第2弾として、平田あすか個展「サボテンノユメ 」が開催中だ。(展覧会情報はhttp://artholicfreepaper.blogspot.com/2009/05/blog-post_28.html を参照)。アートホリック2008年12月15日更新分に掲載のインタビュー http://artholicf-interview.blogspot.com/2008/12/blog-post.html をチェックして、ぜひ見に行こう。