「ファン・デ・ナゴヤ美術展2012」が、2012 年1月12日~22日に名古屋市民ギャラリー矢田で開催される。ファン・デ・ナゴヤ美術展は、名古屋市市民文化振興事業積立基金を活用して1998年から続けられている企画コンペティションによる展覧会で、若手の企画者の育成を目的に行われている。審査で選ばれた企画展が名古屋市民ギャラリー矢田全館を使用して行われてきたが、前回から複数企画の開催が可能となり、今回は4企画が選ばれた。
開催されるのは、伊藤正人さんの企画による「緘黙する景色」、文谷有佳里さん企画の「ぶんのせんともものもの~二人の線が出会うはなし~」、近藤佳那子さん、古畑大気、山下誉子さんによる「SPOT/IN/CUBE」、石堀礼子さんが企画する「Plants Architecture」と、学生を含む20代の若手作家中心のラインナップとなった。
「ぶんのせんともものもの」では毎日滞在制作が、「SPOT/IN/CUBE」では公開制作が行われるなど、作品が制作される場面に立ち会えたり、作品が変化していく過程が見られるのも見どころの一つだ。
1月14日(土)14:00にはアーティスト・トークも予定されている。
■ファン・デ・ナゴヤ美術展2012
会期/2012年1月12日~22日
9:30~19:00 日曜日~17:00、月曜日休み
会場/名古屋市民ギャラリー矢田 第1~7展示室
第1展示室「緘黙する景色」
参加作家/伊藤正人、河田政樹、丹羽康博、村田仁
第2展示室「ぶんのせんともものもの~二人の線が出会うはなし~」
参加作家/宇田もも、文谷有佳里
第3・4展示室「SPOT/IN/CUBE」
参加作家/遠藤俊治、近藤佳那子、塚本智也、花木彰太、古畑大気、山下誉子
第5~7展示室「Plants Architecture」
参加作家/石堀礼子、伊藤大茂、井藤雄一、加藤良将、茶谷麻里、長谷勇人