2012年10月をもってGALLERY
GOHONが活動を終了した。GALLERY
GOHONは金原研二、鈴木雅明、鈴木里菜、諏訪俊童、高橋遥、田口美穂、茶谷麻里、永田浩子、山内亮典、吉田葵という若手作家10名による自主運営スペースで、2010年11月から2年間限定でスタート。参加メンバーの個展やグループ展にとどまらず、外部作家を迎えての企画展を精力的に行ってきた。2年間に開催した展覧会は、なんと34。10月13日のクロージングイベントでは、これまでの活動記録の上映や、消しゴムはんこを使ったブックカバー製作のワークショップ、餃子パーティが行われ、多くの人でにぎわった。
活動終了を惜しむ声も少なくないが、メンバーは「仕事をしながら自分の制作とスペースの運営を両立していくのはつらい時もあったが、2年間と期間が限定されていたからできた。展覧会のサイクルが早く忙しかったが、各々が企画にもかかわり、自分が見たいと思う展覧会が開催できた」(田口)、「外部の作家を迎えて展示をすることで、自分自身の展示の勉強になったし、GALLERY GOHONの活動がほかの作家やアート関係者とつながるきっかけになった」(金原)と振り返る。また、企画にかかわるメリットを「作家として自分が抱える問題意識から出発し、それを展覧会という形にしていくことで、問題意識と客観的に向き合うことができた。それは、今後の自分自身の制作や発表する時に生かされると思う」(田口)と語った。
アーティストによる自主運営スペースは、制作と運営の両立が難しかったり、メンバー間に意識のズレが生まれたりと活動が先細りになって終息する場合も少なくないが、あえて期間を限定したことで最後まで疾走し続けたGALLERY GOHONのメンバー。2年間のスペース運営の経験は、今後それぞれが制作を続ける中で、あらためて問い返されていくことだろう。
活動終了を惜しむ声も少なくないが、メンバーは「仕事をしながら自分の制作とスペースの運営を両立していくのはつらい時もあったが、2年間と期間が限定されていたからできた。展覧会のサイクルが早く忙しかったが、各々が企画にもかかわり、自分が見たいと思う展覧会が開催できた」(田口)、「外部の作家を迎えて展示をすることで、自分自身の展示の勉強になったし、GALLERY GOHONの活動がほかの作家やアート関係者とつながるきっかけになった」(金原)と振り返る。また、企画にかかわるメリットを「作家として自分が抱える問題意識から出発し、それを展覧会という形にしていくことで、問題意識と客観的に向き合うことができた。それは、今後の自分自身の制作や発表する時に生かされると思う」(田口)と語った。
アーティストによる自主運営スペースは、制作と運営の両立が難しかったり、メンバー間に意識のズレが生まれたりと活動が先細りになって終息する場合も少なくないが、あえて期間を限定したことで最後まで疾走し続けたGALLERY GOHONのメンバー。2年間のスペース運営の経験は、今後それぞれが制作を続ける中で、あらためて問い返されていくことだろう。